『 退化する若者たち 』歯が予言する日本人の崩壊
丸橋 賢  PHP新書 06/05/31 第一刷

“若いくせに元気が無く、動きが鈍く、疲れやすい。精神的に虚弱で、学校や仕事が続かない。若年層を襲う心身の不調や学力低下の原因は何か。
歯科医の著者は、彼らのあご、歯列の異変に注目。下あごのエラは細く、顔は縦長で左右に歪んでいる。歯列は瓢箪型にくびれ、咬みあわせが悪い。これはまさに、生物学的退化ではないのか!”
この退化病は、ほとんどの若者に進行しているとみられる・・・・・・

<本文内容より>
●不登校になる子供達には、体格や歯列に強い共通性が見られる!胸や肩、腕が貧弱で、猫背で、身長が高く、ヒョロッとしている。
●下顎の偏位により、姿勢が多く崩れる。たとえば、下顎が左に偏位すると頭部の重心を補正するため右方向に首を傾け、右肩が下がり、背骨はバランスをとるため左がくぼんだ形に湾曲する。さらに骨盤も左が低くなり、足は左足をやや前に出して力を入れて突っ張る状態になります。前から見ますとS字形のようになります。このため、頭痛・目の痛み・視力の低下・首、肩のコリ・心臓のトラブル・腕のしびれ・腰痛・足の麻痺・冷えの症状が起こり、さらに、ふらつき・めまい・吐き気・無気力などの症状もよく起こるそうです。

現代若者病の原因は、アゴの発達に大きく関係しているようです。

アゴの発達=食生活・家庭教育・躾であると考えられます。
※不登校、引きこもり、ニート、キレる子供・・・日本人の崩壊とは、家庭の崩壊が一番の原因である気がします。

大人が、家庭を大切にすること。
明るい日本を取り戻すためには原点に戻りましょう。

男女平等の仕事をすることが子供にとって本当の幸せなのでしょうか。

子育ては立派な仕事です。最も大切な仕事かもしれません。
子育てを甘く見てはいけません。一世一代の大仕事です。

母親にしかできないことが、実は沢山あります。
女性は子育てという仕事にもっと誇りをもってください。
日本の将来がその子供達にかかっているのですから。
子育ては大人が子供の成長とともに、親になるための階段でもあります。

家族そろって毎日食事がとれ、土日の休日には家族そろって出かけたりする。
そんな夢物語を・・・・・なんていわないで下さい。
そういう社会に変えていこうではありませんか。
(文部科学省の学校週5日制はこの趣旨でした)
しかし、経済優先の厚生労働省は潤沢な予算を背景に、全くその反対の施策を次々と打ち出してきました。

みなさん、仕事と家庭を見直してみませんか。