杉並区立の全幼稚園 漢字教育を開始!

子どものころの「漢字嫌い」をなくし、豊かな表現力などを養ってもらおうと、東京・杉並区は、平成21年度からすべての区立幼稚園で、小学校の低学年レベルの漢字を使った教育を本格的に始めることになりました。

杉並区が平成21年度から始める漢字教育は、小学生の時期に漢字嫌いになると将来の国語力の低下につながるという指摘があることから、小学校への入学前に漢字やことばへの興味を持ってもらおうと、区内にある6つの区立幼稚園で行います。

5歳児中心のクラスで、ふだんの遊びの中に小学校の低学年レベルで習う主な漢字を使ったカードを取り入れ、かるたなどさまざまなゲームを行います。また、子どもたちが教室で目にするカレンダーなどを漢字のものに替え、できるだけ漢字に触れる機会を増やします。杉並区では、効果を確かめたうえで、文学作品を読む機会を作るなど取り組みの内容を充実させていきたいとしています。

杉並区立の「済美教育センター」の坂田篤副所長は「難しい漢字の読み書きをさせるのではなく、漢字を見て具体的な物を想像するという体験を幼児のころからしてもらうことで、漢字、ことばはおもしろいんだと感じてもらいたい」と話しています。 NHKニュースより(2009/2/19)

幼児期に漢字に触れる機会を増やすことの重要性が、公立の幼稚園でついに認識され漢字教育が開始されました!