2021/03/10
日本は世界の中でも高度な技術力と経済力、そして豊かな文化を持っている国です。しかしながら日本人の心や体は、昔に比べてずいぶん病んでしまっています。国として最も大きな問題としての少子化は、歯止めがかからず、背景には結婚率の低下や不妊症の増加、非正規雇用などの問題があるようです。自殺率も先進国で一番高く、発達障害の人数も世界1位。アレルギー性鼻炎は2人に1人となり、スギ花粉症は10歳未満では30%、10年で倍増しました。65歳以上の認知症患者も間もなく5人に1人になり、寝たきり老人の数も北欧はゼロなのに日本は増加し続けています。薬剤の消費量は世界市場で米国に次ぐ2位、世界の1割を日本で消費しています。
少子化で児童生徒数が減少したため、少人数学級が実現したのに、いじめは減ってはいません。中高生の自殺者数はここ数年増加しています。スマホの普及によりSNS等でのいじめも問題になってきました。学力・運動能力の低下は依然として問題で、子供ロコモ(ロコモティブシンドローム=運動器症候群)も深刻な状況になりつつあります。また、子供を虐待する親も増加しています。
こうしてみますと、日本人にだけ「おかしなこと」が起こり過ぎていると思いませんか。特に、精神面と肉体面(筋力・神経・免疫)の病に関わることが多くあげられます。また、それが対人関係にも影響を及ぼしているようです。日本人におけるこのような「おかしなこと」の原因の一つとして考えられるのは、野菜や食品に含まれる残留農薬・添加物などです。これらの成分の中には、脳や臓器を傷つけ体を蝕みます。
安全安心のはずのきれいで美しい日本の野菜は、欧米に比べて農薬の使用制限が緩く使用量は7倍ほどです!近年も制限が緩められました。病虫害から作物を守る農薬の成分は根から吸収されるものもあり、これは野菜を洗っても落とせません。このため、欧米からの訪日観光客へは日本野菜への注意喚起のパンフレットが配られているそうです。欧米では禁止の発がん性の恐れがある農薬も日本では一部許可されています。ちなみに柏産ブランド長ネギは収穫までの1年弱で20回ほど農薬散布するそうです。また、アルミニウムの調理器具やアルミホイルは西欧ではずいぶん前からアルツハイマー病との関係性が指摘され、販売が規制されています。日本では長期にわたって水道水の浄化にアルミニューム粉末が使用され、未だに一部地域では使用されています。
つまり、普段私達が普段口にしている食品や薬にどうも問題があるようです。人体に影響があるかもしれない場合、その製品の使用を減らすか中止することが求められるはずですが、日本は例外のようです。
1980年台、血友病患者がHIVエイズウィルスに感染しましたが、当時、非加熱製剤の危険性が認知されていたにもかかわらず使用が続けられ、日本では感染が拡大しました。この非加熱製剤が危険とされながら販売・使用されたのは、非白色人種の人々と有色人種の国々でした。おそらく海外の製薬会社が在庫処理を進めたかったのでしょう。彼らは白人以外を人間とみなしていないようです。危険だと知りながら一部の人の利益のために真実を伝えないマスメディアは、以前よりも大胆に、かつ巧妙に大衆の目をそらそうとしています。偏った情報にだまされないようにすることが大切です。
成長期の子供の脳や臓器は、食品に含まれる添加物や残留農薬の影響を特に受けやすいので注意が必要です。大手スーパーのPB商品(プライベートブランド)の中には原材料の質の低下を添加物で補い、おいしい味に仕上げるのが得意です。安いからといってPB品ばかりを摂取し続けるのは、子供の将来の危険性を高めることになるかもしれません。
残留農薬や添加物の摂取による具体的な人体への被害はすぐには現れず蓄積され、数十年後だったり世代を超えたり(親→子)するので、被害者であること感じないことが多いようですが、明らかに「おかしなこと」が頻発しています!生活習慣も多少関係しているでしょうが、食べ物に留意していきましょう。食の安全は究極的には自給自足の生活がベストかもしれませんが、それは現実的ではないので、より安全と思われる商品を選択していく必要があるようです。
P.S.
葉物野菜を家庭菜園で作ったことのある方はご存じでしょうが、無農薬ですと虫食いだらけの作物になりがちです。果菜や根菜は条件が上手く整えばたくさん収穫できます。これら無農薬野菜の味はスーパーのものとは大違いでおいしいです。子供の方が味覚は鋭いようです。
花粉症については何を食べればよいか、どんなサプリを摂ればよいかではなく、何を摂取しないかという、引き算のほうが重要だそうです。花粉症を治すために摂取しないほうがいい食品は、
①小麦類(グルテン)パン、ラーメン、ピザ等
②乳製品 牛乳、ヨーグルト等
③トランス脂肪酸 マーガリン、コンビニパン、コンビニのお菓子等
個人的には大好きなものばかりですが、こういったものを避けるだけでも、かなり違ってくるそうです。反対に何を摂取すればよいかと言いますと、キーワードは「まごわやさしい」を摂取することが重要です。
「まごわやさしい」
豆
ごま
わかめ
野菜果物
魚
しいたけ
芋
この「まごわやさしい」には体に必要な栄養素などが含まれているので、バランスよく摂っていれば良いようです。